ノミ・マダニ予防

ノミ・マダニ予防

ノミ・マダニは犬や猫の皮膚に寄生し、かゆみや皮膚病の原因になります。吸血により貧血を起こしたり、ウイルスや微生物による伝染病を媒介することさえあります。

ノミは、感染した犬猫と接触したり、ノミに暴露されやすい環境(公園やドッグラン、草むらなど)に行くことで感染するおそれがあります。ノミの活動は夏~晩秋にかけて活発となるため、その時期はとくに注意が必要です。ただし、暖房のきいた室内では、寒い冬の時期でも繁殖と寄生を繰り返すことができます。寄生したノミは動物の血を吸いながら生活し、毎日数十個の卵を産み落とします。室内で産卵された卵は、その場で1週間以内に孵化し、数週間かけて成長して、成虫となり再び動物に寄生します。成虫となったノミは人も刺すことがあります。

ノミによる被害は、刺されることによるかゆみだけではありません。ノミアレルギー性皮膚炎が発症し、激しいかゆみや皮膚炎が生じたり、瓜実条虫(サナダムシ)を媒介することがあります。

ノミの予防は、月1回の投薬(犬であればおやつタイプの内服薬、猫であれば体に滴下するタイプが一般的です)を定期的に行い、ノミのライフサイクルを断ち切ることが大切です。

 

マダニは、やぶや草むらなどに生息し、寄生する機会を狙っています。一般的に、春から秋にかけてマダニの活動が活発となります。マダニは蚊のように、短時間で吸血できません。一度寄生したマダニは、数日から一週間程度吸血し続けます。吸血し終えたマダニは動物を離れ、次の寄生の機会を待ちます。雌の成ダニであれば、産卵を行います。

マダニは重大な伝染病を媒介することが知られています。例えば、犬バベシア症は赤血球に寄生して貧血、黄疸などの症状を引き起こします。また、マダニは人にも寄生しますので、人に対する伝染病も問題となっています。近年発見された重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、犬猫だけでなく人も死亡することが報告されている非常に恐ろしいウイルス病です。

マダニの予防は、ノミ予防と同様に月1回の投薬で行うことが一般的です。犬であればおやつタイプの内服薬、猫であれば体に滴下するタイプをおすすめすることが多いです。春から秋にかけての「感染ピークシーズン」はもちろん、冬でも緑が多い場所に近づく機会が多い場合は、定期的に予防してあげることが重要です。

 

当院では、ノミ・マダニ予防が同時にできるタイプのお薬をご用意しています。お薬のタイプやサイズにより、料金が異なりますので、お気軽にお問い合わせください。最近では、犬フィラリア症やお腹の虫も同時に予防できるオールインワンタイプのお薬が人気です。

ノミダニ

吸血前のノミ

マダニ

皮膚にくいついたマダニ

予防期間

ワンちゃん:春から秋まで、月1回

トリミングサロンに定期的に行っているワンちゃんや、ドッグランや公園、河原、山などに頻繁に遊びに行くアクティブなワンちゃんは、冬も含め、通年予防することをおすすめします。

ネコちゃん:春から秋まで、月1回

動物病院などに頻繁に通うネコちゃんや、屋外に行くネコちゃん、または屋外飼育のネコちゃんでは、通年予防することをおすすめします。

当院で処方するお薬(例)

【犬】ネクスガード(チュアブルタイプ) ノミ・マダニ
【犬】ネクスガードスペクトラ(チュアブルタイプ) ノミ・マダニに加え、犬フィラリア症、お腹の虫(線虫)にも対応。
【犬・猫】フロントラインプラス(滴下タイプ) ノミ・マダニ
【猫】ブロードライン(滴下タイプ) ノミ・マダニに加え、犬フィラリア症、お腹の虫(線虫、条虫)にも対応。
【猫】レボリューションプラス(滴下タイプ) ノミ・マダニに加え、犬フィラリア症、お腹の虫(線虫)、耳ヒゼンダニにも対応。

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